旦那からのマウント
こんにちは。
今日は下の子が遠足のため、いつもより早起きしておにぎりを作っていたら、急に「行かない!」とゴネられた暇人です。
私は今年度、幼稚園の役員をしていますが、秋になるとバザーがあってその出し物の貼り出しものとしてぬり絵を担当したのです。
元々絵を描くのも塗るのも好きなので、ぬり絵20枚なんて朝飯前で苦労なんてないし、むしろ他の役員さんに気を使ってもらって、「手伝う」とか「分担する」なんて言われても断っていたのですが。
自画自賛ですが、それなりにクオリティは高いと思います。
ちなみに、高校のときに美術部にちょこっといましたが、先生目当てだったので(笑)ろくに練習なんてするはずもなく。
美大とかも行っていません。
漫画家さんのアシスタントとかもやったことはないし、同人誌とかもやったことがありません。
ただただ、昔から塗るのが好き、描くのが好きなのです。
前回、「昔、従兄にバカにされた」というのは、夏休みに母親の実家に行くと(かなりのド田舎で、コンビニなんてありません)娯楽がないので、よくチラシをもらってはその裏に絵を描いていたんですね。
それを、通りかかった4歳上の従兄(当時たぶん中学生)が
「お前には絵を描くしかやることがないのか」
と言ったのが、今でも傷ついていることです。
それがまぁ、大人になるにつれて関わりも減り、私にも子どもができて子どもにせがまれて絵を描いたり好きにやっていたのですが。
昨晩、旦那から言われました。
「ぬり絵なんかするんじゃねぇ!」
と。
一言一句覚えているわけではありませんが、こんな感じ。
私にとってぬり絵に限らず絵に関することは、結構幸せに感じるんです。
美術館とか一日中いられます。飽きません。
中世から近世のヨーロッパの肖像画なんてすごいですよね。
服の質感とか、手足の細さや動き、筋肉のしなやかさとかまで分かるんですから。
今にも絵画から飛び出してきそうな躍動感があったり、その人物の人生や背負っているもの、考え方まで透けて見えるんですよ。
絵具なのに。
そんなこんなで、先生目当てとはいえ(笑)美術に興味はあったのです。
そこに器用貧乏な性根も加わって、「なんでも直せたりなんでも作れたりなんでも描ける人」のレッテルが貼られてしまいますが…
今回のぬり絵は、苦ではないけれどもよそ様に見せるものなので、いつもより丁寧に塗りました。
なので当然、時間もかかります。
ちょっと細かい絵になると、原作と合わせるために陰影をつけたりするので、大体…1~2時間くらいはかかりましたね。
簡単な絵になると30分くらいですが。
使うのも色鉛筆だけではなく、アルコールペンだったりサインペンだったり鉛筆だったり筆ペンだったりで様々なのですが。
役員の仕事で、自分の趣味と挑戦を兼ねていることをさせてもらえるわけで、20枚なんて屁でもないんです。
例え夜寝るのが遅くなりそうでも、自分の仕事ですし集中してますからね。
苦になりません。
それが、無趣味の旦那からは理解不能だったようです。
私が「昨日は〇〇を塗るのに時間がかかって、寝るのが3時過ぎてたー」とか言うと、「それならしなければいいじゃん」とか言われるんです。
別に苦じゃないんです。
なのに。
そこまでは、まぁよく言われていたことなのですが、昨晩はそれに加えて
「お前のぬり絵なんかで子どもたちが喜ぶかどうか分からないだろ!完全な自己満足じゃん!使われなかったら(一応、私が間に合わなかった場合の代案はあります)、それはそれで落ち込むんだろ?うざいんだよ!!」
と。。
え?
昨晩のうちに、最後の20枚塗り終わったし、苦じゃないし、それは子どもたちが喜ぶかどうかは分からないけれど、寝不足になったって下の子のお弁当も毎日作っているし、旦那の分だって作っているじゃないか。
そこまで言われることか?
旦那は、事情があり普段は実家に帰ってもらっている(電車で1時間ほど)のですが、役員の仕事の取り決めが思ったよりも期日が短いこと、家事育児が追い付かないことで、旦那には最近帰ってきてもらっています。
とはいえ、旦那も仕事なので、帰ってきてもらっても家事育児はほとんど終わっており、お願いすることといえば、子どもたちの歯磨きと寝る前の絵本読みくらい。
ぬり絵は、子どもたちを寝かせてから一人で集中するので、旦那にはそこまで迷惑をかけていないつもりなのですが。
毎朝、旦那にもお弁当を作っています。
それが、ぬり絵と何の関係が?
あんまりな言いようをされたので、怒るとか、悲しいとかの感情をぶっ飛ばして、
「あ、私の絵って下手だもんな」
と思いました。現在進行形です。
普段、旦那と旦那実家(絵心全くなし。無趣味一族)は、私の絵を誉めてくれるのですが、それって嘘だったのかなとか。
もう負のスパイラルですね。
と、ここまで書いて、義母さんと電話をしてそのままお迎えに行ったのでこの時間になりました。
上記のことは、義母さん曰く「パソコンで色を塗ったと思ったくらい、すごい出来だった!」とびっくりしたようです。
旦那に義母さんの反応を聞いても、「あーうまいって言ってたよ」だったので、全然反応が違うじゃん!って思ったり。
あとは、お迎えのときに他の役員さんたちから、「ぬり絵の一部を見させてもらったけれどすごいね!楽しみにしてるね!」と言ってもらえたので、少しだけ救われました。
もう旦那には見せない。
そう心に誓いました。
一生を共にすると、仮に誓ったはずの愛しい相手から、信用されなかったりけなされたりしたら悲しいですよね。
そのあとにどんなに甘い言葉で褒められようとも、溝は埋まりません。
夫婦って、かなり細い千切れそうな糸を、なんとか千切れないようにギリギリでやっていくものなのかな、と思いました。
中途半端感がものすごいですが、今日はこの辺で<m(__)m>